【歌詞と和訳と日本語詞】1979/THE SMASHING PUMPKINS

ザ・スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins) 1979(nineteen sevennine)

2014年、ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最高の二枚組アルバム」にて10位に選ばれた、3枚目のスタジオアルバム「Mellon Collie and the Infinite Sadness(メロンコリーそして終りのない悲しみ)」(1995)に収録。

シンプルな中に感情が爆発しそうな熱を帯びたリズム隊・印象的なリフを繰り返すギター・切ないメロディが融合した、スマパン屈指の名曲です。

それでは早速、独自に深読み・構築したストーリーを基にした、和訳と日本語詞をご紹介します!

歌詞と和訳

歌詞の解釈に関しては次項で行いますので、まずは歌詞と和訳をご覧ください。

Shakedown, 1979
大人のマネごとをしていた1979年
Cool kids never have the time   
マセガキでいられる時間はすぐに終わる
On a live wire right up off the street
路地裏の送電線より目線が高くなった頃に
You and I should meet
君と僕は出会うべきだった

June bug skipping like a stone
緑色の車は飛びはねる石のようで
With the headlights pointed at the dawn
ヘッドライトは夜明けの方を向いていた
We were sure we’d never see an end to it all
僕らは全てに終わりが来ないと信じていた

And I don’t even care to shake these zipper blues
安住の地が無い事に振り回されたって気にならない
And we don’t know just where our bones will rest
だから死んでもどこに埋葬されるか分からない
To dust, I guess
きっと死んだら塵にでもなるんだろう
Forgotten and absorbed into the earth below
そして忘れ去られた後、土に還るんだろうな

Double cross the vacant and the bored
空虚にさいなまれた人や退屈した人が騙される
They’re not sure just what we have in store
彼らは何が何だか分からないまま、用意されたものへ導かれる
Morphine city slippin’ dues, down to see
そうやってモルヒネ漬けの街に金が滑り落ちていく、見ての通りさ

That we don’t even care, as restless as we are
僕らの日常は慌ただしいから、あんなの気にも留めないよ
We feel the pull in the land of a thousand guilts
ただ、欲望と罪に溢れた場所に惹かれてしまうのは分かるよ
And poured cement, lamented and assured
だから僕らは絆を注ぎ、彼らの事は嘆き悲しんだ

To the lights and towns below
眼下に見える光と街へ行こう
Faster than the speed of sound
音速よりも速く
Faster than we thought we’d go, beneath the sound of hope
想像を超えたスピードで、希望を鳴らす音のもとへ

Justine never knew the rules
ジャスティンも、彼らと同じでルールを知らなかった
Hung down with the freaks and ghouls
変人や残忍な奴らに引っかかったんだ
No apologies ever need be made
別に謝らなくてもいいんだよ
I know you better than you fake it, to see
君が僕に嘘をつけない事ぐらい知っている

That we don’t even care to shake these zipper blues
安住の地が無い事に振り回されたって気にならない
And we don’t know just where our bones will rest
だから死んでもどこに埋葬されるか分からない
To dust, I guess
きっと死んだら塵にでもなるんだろう
Forgotten and absorbed into the earth below
そして忘れ去られた後、土に還るんだろうな

The street heats the urgency of now
ストリートが「今すぐやらなきゃ」という熱を帯びる
As you see there’s no one around
だからご覧の通り、誰も見当たらないんだ

和訳解説~歌詞の深読みとストーリー

この楽曲の歌詞は、タイトルからも想像できる通り、1979年当時のビリー少年の回顧録的なものにもなっています。
所々に抽象的な表現もありますが、acocatri子供の頃も、こんな甘酸っぱい気持ちでいたっけな…なんて事を思い出させてくれる(笑)内容でもあります。

※このサイトでは、脈絡を持った和訳となるように、歌詞の裏にある意図を深読みし、ストーリーを構築させる事も目的としています。

まずは、ストーリー構築のポイントとなった、英語詞と日本語訳を解説していきます。

Shakedown, 1979→「Shakedown」は「ならし運転」などと直訳出来ますので、「大人になるまでの人生のならし運転=マセた子供による大人の真似事」と解釈しました。

Cool kids never have the time→「クールな子供たちには時間がない」という直訳を、「マセた子供と呼ばれる時間は短い=あっという間に大人の年齢になってしまう」と解釈しました。

On a live wire right up off the street→「路地裏にある活線の上」と直訳出来ます。次の「出会うべきだった」という歌詞との脈略で、活線の上で出会うとなると鳥になってしまうので(笑)、「身長が伸びて活線より目線が高くなった頃=大人になった頃」と解釈しました。

June bug→コガネムシの一種のようで、しばしば車(フォルクスワーゲンビートルなど)に例えられる事もあるようです。

And I don’t even care to shake these zipper blues→「zipper blues」とは「常に場所を移動したり、一つの場所にとどまることができない人の憂鬱のこと」だそうで、父親の度重なる離婚によって、住む家や家庭環境が複雑に変化していたビリー少年の、その環境を受け入れる覚悟を表現していると捉えました。そして、住む場所を転々としていた事が、次の「どの土地に埋葬されるか分からない」という歌詞の解釈に繋がっています。

Double cross the vacantMorphine city slippin’ dues→「slippin’」には「過ちを犯す」いうニュアンスもあるので、「モルヒネだらけの街は、人を騙して得た金が落とされていく場所」というストーリーだと解釈しました。

To the lights and towns belowbeneath the sound of hope→音楽に目覚め、音楽と生きていくんだ、というビリー少年の決意表明と捉えました。

このように歌詞を読み進めてみると、その内容にも反映されている「複雑な家庭環境」が、ビリー少年の人格形成に大きな影響を及ぼしたのだろうな、と想像出来ますよね。
ただ、そこで道を踏み外さず(笑)、音楽と出会い、まっすぐに音楽と向き合った事でイハと出会い、その後ダーシーとジミーと出会い、スマパンが結成される訳ですから、音楽が繋ぐ縁ってスゴいなー、と改めて思い知らされました。

日本語詞を考え、歌ってみました

acocatriがいるアマチュアバンドマン界隈では、洋楽に自身で書いた日本語詞を乗せて、レパートリーとして歌っているミュージシャンが結構います。

そんな訳で今回、前項の和訳やストーリーを基に、自分の解釈で「1979」のメロディに乗る日本語詞を考えて、それを歌ってみました。

もし、この日本語詞を自分もライブで歌いたい!なんて方がいらっしゃったら、是非ご活用頂きたいです!

無邪気だった時って
大人を見下してた
まだ何も知らなかった
君も僕も

終わっていく時間
まだ気付かずにいて
永遠を無意識に願う

僕らはきっと時間が経つにつれ
知らなくていい事ばかり
知ってしまって、そのままいつか
灰になる

いつか裏切りも知り
世界に絶望したって
もう一度僕に会いにおいで

僕らはもう気にしないんだ
世界中の欲望なんて
僕には向かう場所があるんだ

それは希望の音
鳴らしてる場所
いつかは僕自身が希望の音を鳴らす

僕と夢を見た
彼は希望を捨て
まだ謝っているみたいだ
会えたから充分だよ、もう

僕らはきっと時間が経つにつれ
知らなくていい事ばかり
知ってしまって、そのままいつか
灰になる

絶望を希望へと
光が音になる

まとめ

いかがだったでしょうか?イマイチ内容が理解出来ない洋楽の歌詞も、意味の繋がる解釈を取り入れストーリーを構築する事で、脈絡のある和訳が成立する事を、ご実感頂けたのではないでしょうか。

ストーリーを踏まえて書いた日本語詞も、和訳と読み比べてみると面白いですよ。是非やってみて下さい!

acocatri(アコカトリ)の音源があります。
歌詞に関して、このような解釈をする人間が、自分の音楽の中でどんな歌詞を書いているのか、是非、聴いてみて下さい!

音楽配信サービスのサイトはこちら

2ndミニアルバム「真鼓動」
https://linkco.re/SSGAf99a

1stミニアルバム「世界」
https://linkco.re/TRfAUYQ0

YouTubeでも視聴出来ます

「真鼓動」

「世界」

 

 

 

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