【歌詞と和訳と日本語詞】THE WAGON/DINOSAUR Jr

ダイナソーJr. (Dinosaur Jr.) ザ ワゴン(The Wagon)

USオルタナティブロックバンドの雄が、初めてメジャーレーベルからリリースした4枚目のアルバム「GREEN MIND」(1991)に収録。
このシングルは、USモダンロックチャートで22位を記録しました。

オリジナルメンバーのベーシスト:ルー・バーロウが脱退してから初めてレコーディングされた楽曲で、アルバムの楽曲はほとんどJマスシスによる演奏ですが、この楽曲ではメンバーのマーフがドラムを叩いています。

それでは早速、独自に深読み・構築したストーリーを基にした、和訳と日本語詞をご紹介します!

歌詞と和訳

歌詞の解釈に関しては次項で行いますので、まずは歌詞と和訳をご覧ください。

There’s a way I feel right now
俺がいま感じている事があるんだ
Wish you’d help me, don’t know how
お前に助けて欲しいが、どうすりゃいいのか知らない
We’re all nuts so who helps who
俺達は全員狂っているから、誰が誰を助けるのか
Some help when no one’s got a clue
誰も分かっちゃいないから助けが要るんだ

Baby, why don’t we?
なぁ、そうしないか
Baby, why don’t we?
なぁ、そうしようぜ

There’s a place I’d like to go
俺には行きたい場所があるんだ
When you get there then I’ll know
そこにお前が辿り着けば、俺も知れるだろ
There’s a place I know you’ve been
お前がとっくに行った事のある場所さ
Here’s a wagon, get on it
ワゴンがあるんだ、乗ってくれ

Baby, why don’t we?
なぁ、そうしないか
Baby, why don’t we?
なぁ、そうしようぜ
Baby, why don’t we?
なぁ、そうしないか
Baby, why don’t we?
なぁ、そうしようぜ
Why don’t we?
そうしないか

You won’t see me, you won’t see me
お前は俺を見ない お前は俺から目を背ける
There you are and here I stand
お前はそこに居て、俺はここで突っ立ってる
Tryin’ to make you feel my hand
お前が俺の手に気付くようにやってみる
You won’t see me you won’t see me
お前は俺を見ない お前は俺から目を背ける
I ring the doorbell in your mind
お前の心の中のドアベルを鳴らすけど
But it’s locked from the outside
そいつには外から鍵がかかっている
You won’t see me you won’t see me
お前は俺を見ない お前は俺から目を背ける
You don’t live there anyway
どうせお前はそこに居やしないのに
but I knock on it all day
それでも俺は一日中ノックするのさ
You won’t see me, you won’t see me
お前は俺を見ない お前は俺から目を背ける

There’s a place I go but
俺には辿り着きたい場所があるが、
You’re not there and I’m supposed to know
お前がそこに居ないのは分かっているんだ
How to get to
どうやったらそこに辿り着くのか
Where you’re gonna be but you don’t even know
お前自身ですら分かっちゃいない
So I’m flakin’ while you’re shakin’ it
お前があらゆる事に動揺している間に
With every stone
俺はフラフラするだけだ
You fly without a mind, without a spine
お前は心も芯も捨てて彷徨っている
What is it that you wanna find?
お前は一体何を求めているんだ?

There’s a place I go but you’re not there
俺には辿り着きたい場所があるが、
And I’m supposed to know
お前がそこに居ないのは分かっているんだ
How to get to where you’re gonna be
どうやったらそこに辿り着くのか
But you don’t even know
お前自身ですら分かっちゃいない
So I’m flailin’ while you’re sailin’ off
お前があてもなく漂流している間も
without a course in mind
俺はもがき続けている
Without a mind, without a dock
心も帰る場所も捨てて
What is it that you wanna find?
お前は一体何を求めているんだ?

There’s a place I’d like to go
俺には行きたい場所があるんだ
When you get there then I’ll know
そこにお前が辿り着けば、俺も知れるだろ
There’s a place I know you’ve been
お前がとっくに行った事のある場所さ
Here’s a wagon, get on it
ワゴンがあるんだ、乗ってくれ

Baby, why don’t we?
なぁ、そうしないか
Baby, why don’t we?
なぁ、そうしようぜ
Why don’t we?
そうしないか

You won’t see me you won’t see me
お前は俺を見ない お前は俺から目を背ける
There you are and here I stand
お前はそこに居て、俺はここで突っ立ってる
tryin’ to make you feel my hand
お前が俺の手に気付くようにやってみる
You won’t see me you won’t see me
お前は俺を見ない お前は俺から目を背ける
I ring the doorbell in your mind
お前の心の中のドアベルを鳴らすけど
but it’s locked from the outside
そいつには外から鍵がかかっている
You won’t see me you won’t see me
お前は俺を見ない お前は俺から目を背ける
You don’t live there anyway
どうせお前はそこに居やしないのに
but I knock on it all day
それでも俺は一日中ノックするのさ
You won’t see me you won’t see me
お前は俺を見ない お前は俺から目を背ける

和訳解説~歌詞の深読みとストーリー

Jマスシスはインタビューで、「この曲は自分とルーが、バンド初期に使っていたステーションワゴンから部分的にインスピレーションを得た」と語っており、「僕らはいつもワゴン車に乗ってたんだ。俺とルー、そして両親たちもワゴン車を持っていて、親の車で出かけていたんだ。最初のツアーもワゴン車でやった。多分、俺達は車といえばワゴン車しか知らなかったんだろうね。荷物がたくさん入るから便利だったんだ。バンドを始めた頃、ワゴン車は俺達にとって欠かせない存在だった。」と説明しています。
このエピソードや当時のバンドの状況を踏まえて歌詞を読んでみると、Jが歌詞に込めた想いや意味が少しずつ見えてきました。

※このサイトでは、脈絡を持った和訳となるように、歌詞の裏にある意図を深読みし、ストーリーを構築させる事も目的としています。

まずは、ストーリー構築のポイントとなった、英語詞と日本語訳を解説していきます。

There’s a way I feel right now~Some help when no one’s got a clue→「今私が感じていることがある 助けてくれたらいいのに、どうすればいいのか分からない 私たちはみんなおかしい だから誰が誰を助けるのか、誰もが手がかりを持っていないときに助けが必要なときもある」と直訳されます。
歌詞全体を通してのテーマは、人生の複雑さや困難を受け入れ、それを乗り越えるための助けが必要だと感じる事や、助けて貰えない・逆に助けられない無力感に苛まされている心境を表現していると捉えています。
その中でこの部分は、自分を理解しているある特定の人に、助けを求めたいが、頼み方が分からないというジレンマを表現していると解釈しました。

There’s a place I’d like to go~Here’s a wagon, get on it→「行きたい場所がある あなたがそこに着いたら、私も分かる あなたがもう行ったことのある場所がある ここにワゴンがある、乗りなさい」と直訳されます。
主人公が行きたい場所は、前述の特定の人物が知っている場所で、そこへ行けば自分もその場所の事が理解出来るようになる、という表現だと捉えました。「場所」とは、物理的な場所でもあり、マインドの境地のような事とも解釈出来ます。

You won’t see me, you won’t see me~but I knock on it all day→「あなたは私を見ない そこにあなたがいて、ここに私が立っている 私の手を感じさせようとしている あなたの心のドアベルを鳴らすけど、外から鍵がかかっている あなたはそこに住んでいないのに、私は一日中その扉をたたき続ける」と直訳されます。
交流したいと求めているのにそれを拒まれ、いくら呼びかけても振り向いて貰えない様子を表現していると捉えました。自分が持つ、相手への愛情や存在の大きさを、必死で伝えようとしていると解釈しました。

There’s a place I go but~What is it that you wanna find?→「私が行く場所があるが、あなたはそこにいない そして私はそれを知っているはずだ あなたがいるところにどうやって行けばいいか でも、あなたさえそれを知らない あなたがあらゆる石と共に揺れ動いている間、私はふらふらしている あなたは心も背骨もなく飛び回っている 一体何を見つけたいのか?」と直訳されます。
自暴自棄のような相手に対して、それでもその相手に導いて貰わないと、自分は進むべき道を見失ったまま、という感情を表現していると捉えました。前段同様、自分の中での相手の存在の大きさが窺えます。

この歌詞に書かれている「you」とは、やっぱりルーの事なんでしょうか。ドキュメント映画でも語られた、こじらせまくったルーとの関係などに鑑みると、そう思えてならないですよね。

日本語詞を考え、歌ってみました

acocatriがいるアマチュアバンドマン界隈では、洋楽に自身で書いた日本語詞を乗せて、レパートリーとして歌っているミュージシャンが結構います。

そんな訳で今回、前項の和訳やストーリーを基に、自分の解釈で「THE WAGON」のメロディに乗る日本語詞を考えて、それを歌ってみました。

もし、この日本語詞を自分もライブで歌いたい!なんて方がいらっしゃったら、是非ご活用頂きたいです!

キミしかいない状況を
どうやって伝えたらいいんだっけ
ボクらは狂い過ぎみたいで
助けて欲しいって事を

悪いけどさ
キミが頼り

キミが知るあの場所を
知ればマトモになれそう
さあ、連れて行ってくれ
あのワゴンに乗り

悪いけどさ
キミが頼り
悪いけどさ
キミが頼り
なのに

キミはボクへ 無感情で
ここで立ち尽くすボクの
存在を見ようとしない
キミはボクへ 無感情で
閉ざした心のドアは
ボクのノックに反応しない
キミはボクへ 無感情で
キミはとっくに居ないのに
未練がましくノックしている
キミはボクへ 無感情で

キミが居ない場所と
知ってて向かうと
キミが迷宮に
迷い込んだんだって知った
ボクは自分の事が
どうでもよく思えてきたんだ
あの場所に戻して
キミを取り戻してやるんだ

キミが居ない場所と
知ってて向かうと
キミが迷宮に
迷い込んだんだって知った
盲目の意識で
全て捨ててしまったキミにいま
何もやれなくて
今日もまたもがいているだけ

キミが居たあの場所を
知ればマトモになれそう
さあ、すぐ戻ってくれ
あのワゴンに乗り

悪いけどさ
キミが頼り
なのに

キミはボクへ 無感情で
ここで立ち尽くすボクの
存在を見ようとしない
キミはボクへ 無感情で
閉ざした心のドアは
ボクのノックに反応しない
キミはボクへ 無感情で
キミはとっくに居ないのに
未練がましくノックしている
キミはボクへ 無感情で

まとめ

いかがだったでしょうか?イマイチ内容が理解出来ない洋楽の歌詞も、意味の繋がる解釈を取り入れストーリーを構築する事で、脈絡のある和訳が成立する事を、ご実感頂けたのではないでしょうか。

ストーリーを踏まえて書いた日本語詞も、和訳と読み比べてみると面白いですよ。是非やってみて下さい!

acocatri(アコカトリ)の音源があります。
歌詞に関して、このような解釈をする人間が、自分の音楽の中でどんな歌詞を書いているのか、是非、聴いてみて下さい!

音楽配信サービスのサイトはこちら

2ndミニアルバム「真鼓動」
https://linkco.re/SSGAf99a

1stミニアルバム「世界」
https://linkco.re/TRfAUYQ0

YouTubeでも視聴出来ます

「真鼓動」

「世界」

 

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