エレクトリック・ライト・オーケストラ(Electric Light Orchestra) ワン サマー ドリーム(One Summer Dream)
ジェフ・リン率いるELOの通算5枚目となるスタジオアルバム「FACE THE MUSIC」(1975)のラストトラックとして収録。1978年にリリースされた「MR. BLUE SKY」のB面にもなっています。
クラシック好きだった父親は、いつも自身のアルバムについて批判をしていたのですが、この曲は称賛を受け、メロディを口ずさんでいました、とジェフ・リンは回想しているそうです。
邦題は「夏の日」「夏の日の夢」。
それでは早速、独自に深読み・構築したストーリーを基にした、和訳と日本語詞をご紹介します!
歌詞と和訳
歌詞の解釈に関しては次項で行いますので、まずは歌詞と和訳をご覧ください。
Deep waters flow out to the sea
奥底の水は大海原へ流れ出る
They never needed you or me
それらが我々を必要とする事はなかった
One summer dream
ひと夏の夢
One summer dream
ひと夏の夢
Blue Mountains high and valley low
真っ青な山脈は高くて谷は深い
I don’t know which way I should go
どちらへ進むべきかは分からない
One summer dream
ひと夏の夢
One summer dream
ひと夏の夢
Warm summer breeze blows endlessly
夏の風の温もりが終わる事はなく
Touching the hearts of those who feel
それを感じる人々の心に触れ続ける
One summer dream
ひと夏の夢
One summer dream
ひと夏の夢
Bird on a wing goes floating by
翼を広げた鳥が漂い通り過ぎる
But there’s a teardrop in his eye
だがその目には涙がひとつ宿っている
One summer dream
ひと夏の夢
One summer dream
ひと夏の夢
One summer dream
ひと夏の夢
One summer dream
ひと夏の夢
(One summer dream)
(ひと夏の夢)
Deep waters flow out to the sea
奥底の水は大海原へ流れ出る
Warm summer breeze blows endlessly
夏の風の温もりが終わる事はない
(One summer dream)
(ひと夏の夢)
(One summer dream)
(ひと夏の夢)
One summer dream, One summer dream
ひと夏の夢
(One summer dream)
(ひと夏の夢)
One summer dream, One summer dream
ひと夏の夢
One summer dream, One summer dream
ひと夏の夢
和訳解説~歌詞の深読みとストーリー
ジェフ・リンは自ら監修のコンピレーション「FLASHBACK」のライナーノーツの中で、「この曲はプロテストソング(抗議の歌)だ」と記しています。
とは言え、ジェフ・リン本人から具体的な抗議対象は語られていないようで、一部ある「環境保護を歌った曲」との解釈も、それを裏付けるエビデンスは見当たらないようです。
因ってここでは、前述の解釈は現代社会における環境意識の高まりを、過去の曲に投影した可能性があると捉え、この歌詞は人生の普遍的なテーマを抽象的に表現しているものと解釈し、和訳する事としました。
※このサイトでは、脈絡を持った和訳となるように、歌詞の裏にある意図を深読みし、ストーリーを構築させる事も目的としています。
まずは、ストーリー構築のポイントとなった、英語詞と日本語訳を解説していきます。
「深い水」を人生の時間や深さと捉えて、「人生のゴールは必ず訪れ、誰しもが自然に還っていく。その流れには誰も抗えない」という解釈をしました。
・Blue Mountains high and valley low~I don’t know which way I should go→「青い山々は高く 谷は低い 私はどちらの道を行くべきか分からない」と直訳されます。
「山」は理想や夢・「谷」は現実と捉え、「夢を目指すのか夢のない現実的な道を歩むのか、決断出来ずに迷っている」という事を表現していると解釈しました。
・Warm summer breeze blows endlessly~Touching the hearts of those who feel→「暖かい夏の風が果てしなく吹き続ける 感じる人々の心に触れながら」と直訳されます。
「暖かい夏の風」を感情的な優しさや温もりと捉え、「人の優しさや温かさはいつの時代にも必ずあって、それは必ず誰かの心に届くものだ」という事を表現していると解釈しました。
・Bird on a wing goes floating by~But there’s a teardrop in his eye→「翼を持つ鳥が漂うように通り過ぎる でも彼の目には涙が浮かんでいる」と直訳されます。
「鳥」は自由の象徴と捉え、「表面的には自由で解放的に見える時にも、その裏で人知れず孤独や悲しみを抱えている」という事を表現していると解釈しました。
・One summer dream→「ひと夏の夢」と直訳されます。
この一節は、前段の各シーンによって込められた意味が変わってくると考えられます。「人生におけるひとつの時期の象徴」「儚い一瞬の出来事」「過去の思い出」などが考えられそうです。
かなり自己都合的な(笑)解釈をしていますが、「ひと夏の夢」という言葉は、過去・現在・未来の場面を想起させるなぁ、という印象を持ちましたので、人生のターニングポイントで感じる事や、感じる場面が「ひと夏の夢」という事なんだ、と捉えています。
日本語詞を考え、歌ってみました
acocatriがいるアマチュアバンドマン界隈では、洋楽に自身で書いた日本語詞を乗せて、レパートリーとして歌っているミュージシャンが結構います。
そんな訳で今回、前項の和訳やストーリーを基に、自分の解釈で「ONE SUMMER DREAM」のメロディに乗る日本語詞を考えて、それを歌ってみました。
もし、この日本語詞を自分もライブで歌いたい!なんて方がいらっしゃったら、是非ご活用頂きたいです!
抗う事なく海と化していく
儚き運命
高みにも深みにも
躊躇して進めずにいたんだ
刹那の夏の日
当たり前にある温もりは
奇跡と忘れず受け取りたい
儚い夏の夢
自由に羽ばたいた朝
その先に誰もいないと知った
いつかの季節は
儚き幻
(One summer dream)
またひとり 海と化す
温もりは永遠と知る
(One summer dream)
(One summer dream)
儚き運命
(One summer dream)
いつかの季節は
儚き幻
まとめ
いかがだったでしょうか?イマイチ内容が理解出来ない洋楽の歌詞も、意味の繋がる解釈を取り入れストーリーを構築する事で、脈絡のある和訳が成立する事を、ご実感頂けたのではないでしょうか。
ストーリーを踏まえて書いた日本語詞も、和訳と読み比べてみると面白いですよ。是非やってみて下さい!
acocatri(アコカトリ)の音源があります。
歌詞に関して、このような解釈をする人間が、自分の音楽の中でどんな歌詞を書いているのか、是非、聴いてみて下さい!
音楽配信サービスのサイトはこちら
2ndミニアルバム「真鼓動」
https://linkco.re/SSGAf99a
1stミニアルバム「世界」
https://linkco.re/TRfAUYQ0
YouTubeでも視聴出来ます
「真鼓動」
「世界」