ザ・キュアー(The Cure) ラヴソング(Lovesong)
ロバート・スミス率いるキュアーの8枚目となるアルバム「DISINTEGRATION」(1989)に収録。このアルバムから3枚目のシングル。
この曲はアメリカでも大ヒットし、ビルボード・ホット100で2位を記録。バンドにとって唯一のトップ10入りを果たした楽曲となりました。
のちに311やアデルにカバーされ、特に311のカバーは映画「50回目のファースト・キス」のサウンドトラックに収録・シングルとしてもリリースされました。
それでは早速、独自に深読み・構築したストーリーを基にした、和訳と日本語詞をご紹介します!
歌詞と和訳
歌詞の解釈に関しては次項で行いますので、まずは歌詞と和訳をご覧ください。
Whenever I’m alone with you
君とふたりきりでいると
You make me feel like I am home again
いつも自宅でくつろぐような気持ちにしてくれる
Whenever I’m alone with you
君とふたりきりでいると
You make me feel like I am whole again
いつも完全な自分に戻るような気持ちにしてくれる
Whenever I’m alone with you
君とふたりきりでいると
You make me feel like I am young again
いつも若さを取り戻したような気持ちにしてくれる
Whenever I’m alone with you
君とふたりきりでいると
You make me feel like I am fun again
いつも楽しい自分に戻るような気持ちにしてくれる
However far away
どれだけ遠く離れていても
I will always love you
いつでも君を愛するんだ
However long I stay
どれだけ僕が長い間留まっても
I will always love you
いつでも君を愛するんだ
Whatever words I say
どんな言葉を僕は言おうとも
I will always love you
いつでも君を愛するんだ
I will always love you
いつでも君を愛するんだ
Whenever I’m alone with you
君とふたりきりでいると
You make me feel like I am free again
いつも自由に戻ったような気持ちにしてくれる
Whenever I’m alone with you
君とふたりきりでいると
You make me feel like I am clean again
いつも純粋に戻ったような気持ちにしてくれる
However far away
どれだけ遠く離れていても
I will always love you
いつでも君を愛するんだ
However long I stay
どれだけ僕が長い間留まっても
I will always love you
いつでも君を愛するんだ
Whatever words I say
どんな言葉を僕は言おうとも
I will always love you
いつでも君を愛するんだ
I will always love you
いつでも君を愛するんだ
和訳解説~歌詞の深読みとストーリー
この曲は、ロバート・スミスが恋人で当時は婚約者だったメアリーへ宛てた楽曲なのだそうです。彼はメアリーの事を「彼女は自分の暗い時期を何度も救ってくれた人なんだ」と説明しています。
キュアーが長期のツアーに出かけメアリーと離れている時期に、彼女を恋しく思い、どれだけ遠くにいても、どれだけ長く離れていても、彼女への愛は不滅であることをこの曲で伝えたい、と思ったのだそうです。
なかなかど真ん中のストレートな歌詞ですが、恥ずかしがらず(笑)日本語で表現してみたいと思います。
※このサイトでは、脈絡を持った和訳となるように、歌詞の裏にある意図を深読みし、ストーリーを構築させる事も目的としています。
まずは、ストーリー構築のポイントとなった、英語詞と日本語訳を解説していきます。
歌詞ヴァースの歌い出し部分は全てこの一節になっています。何度も繰り返す事で、ふたりの時間の大切さや愛しさを表現していると解釈しました。
・You make me feel like I am ● again→「あなたは私が●であるように再び感じさせてくれる」と直訳されます。
前段とこの一節はヴァース部分で全てセットになっていて、●が違うのみとなっていますので、●の部分を順番に説明します。
home (again)→「また家にいる」と直訳され、物理的ではなく気持ちの面で「安らげる場所にいるようだ」と言いたいのではないかと解釈しました。
whole (again)→「完全に戻る」と直訳され、こちらも気持ちを表現していて「いつも心が満たされた状態に戻れる」という解釈をしました。
young (again)→「再び若い」と直訳され、肉体的なものではなく「出会った頃の感覚をいつでも思い出せる」精神的な若さを表現していると解釈しました。
fun (again)→「また楽しい」と直訳され、前述の「彼女が暗い時期から救ってくれた」事もあり、人生を楽しめる自分を取り戻したという表現だと解釈しました。
free (again)→「再び自由になる」と直訳され、生きていると感じる束縛のようなものから解放される、という表現だと解釈しました。
clean (again)→「再び清らか」と直訳され、心が浄化され、精神的な清らかさを取り戻せた、と表現していると解釈しました。
・However far away~I will always love you→「どれだけ遠く離れていても 私はいつもあなたを愛している どれほど長く滞在しても 私はいつもあなたを愛している どんな言葉を言っても 私はいつもあなたを愛している 私はいつもあなたを愛している」と直訳されます。
このコーラスこそが、ツアーで芽生えた「会えない時間もあなたを愛している」という気持ちを、ストレートに表現しているものと解釈しました。
1991年のインタビューで、ロバート・スミスは「メアリーに結婚祝いとしてこの曲のテープを渡したんだ」と語っています。「彼女は別の部屋に行って曲を聴いた後、キスの雨を降らせてくれたよ」と、メアリーの反応を回想していました。
現在も夫婦仲は良好だそうで、非常にうらやましい限りです(笑)。
日本語詞を考え、歌ってみました
acocatriがいるアマチュアバンドマン界隈では、洋楽に自身で書いた日本語詞を乗せて、レパートリーとして歌っているミュージシャンが結構います。
そんな訳で今回、前項の和訳やストーリーを基に、自分の解釈で「LOVESONG」のメロディに乗る日本語詞を考えて、それを歌ってみました。
もし、この日本語詞を自分もライブで歌いたい!なんて方がいらっしゃったら、是非ご活用頂きたいです!
僕を心地よく包み込む
君の愛の深さは
僕の全てを受け入れる
君が振り向くだけで
僕は出会いの香りを思い出す
君はいつも笑顔で
僕もつられて笑うんだ
ふたりの距離は
問題じゃない 大して
長く会えない時間も
問題じゃない 大して
言える事はひとつ
魂で愛している
魂で愛している
君はいつも自由を
僕に感じさせてくれるんだ
君はいつも白くて
僕は同化したいと祈るんだ
ふたりの距離は
問題じゃない 大して
長く会えない時間も
問題じゃない 大して
言える事はひとつ
魂で愛している
魂で愛している
まとめ
いかがだったでしょうか?イマイチ内容が理解出来ない洋楽の歌詞も、意味の繋がる解釈を取り入れストーリーを構築する事で、脈絡のある和訳が成立する事を、ご実感頂けたのではないでしょうか。
ストーリーを踏まえて書いた日本語詞も、和訳と読み比べてみると面白いですよ。是非やってみて下さい!
acocatri(アコカトリ)の音源があります。
歌詞に関して、このような解釈をする人間が、自分の音楽の中でどんな歌詞を書いているのか、是非、聴いてみて下さい!
音楽配信サービスのサイトはこちら
2ndミニアルバム「真鼓動」
https://linkco.re/SSGAf99a
1stミニアルバム「世界」
https://linkco.re/TRfAUYQ0
YouTubeでも視聴出来ます
「真鼓動」
「世界」