スウェード(Suede) トラッシュ(Trash)
スウェードというバンドの要だった、ギターのバーナード・バトラー脱退後に制作された3枚目のスタジオアルバム「coming up」(1996)からのファーストシングル。
バーナード不在の逆境を乗り越え全英チャートで最高3位となった、バンド最大のヒット曲。
「trash」の大ヒットもあり「coming up」は全英チャート1位を獲得し、「trash」同様スウェード最大のヒット作となりました。
それでは早速、独自に深読み・構築したストーリーを基にした、和訳と日本語詞をご紹介します!
歌詞と和訳
歌詞の解釈に関しては次項で行いますので、まずは歌詞と和訳をご覧ください。
Oh maybe, maybe it’s the clothes we wear
もしかしたら、僕達が着ている服のせいかもしれない
The tasteless bracelets and the dye in our hair
悪趣味なブレスレットと染めた髪の色もね
Maybe it’s our kookiness
多分、それが僕達の風変りなところなのかな
Or maybe, maybe it’s our nowhere towns
もしくは、僕達のどこにもない街のせいかもしれない
Our nothing places and our cellophane sounds
何もない場所と薄くて見透かされる音もね
Maybe it’s our looseness
多分、それが僕達のルーズなところなのかな
But we’re trash, you and me
でも僕達は人間のクズさ、君も僕もね
We’re the litter on the breeze
僕達は風に飛ばされるゴミさ
We’re the lovers on the streets
僕達は同じ道に立つ恋人同士だよ
Just trash, me and you
ただの人間のクズさ、僕も君もね
It’s in everything we do
それは僕達の行動全てに出ているよ
It’s in everything we do
それは僕達の行動全てに出ているよ
Oh maybe, maybe it’s the things we say
もしかしたら、僕達が言う事のせいかもしれない
The words we’ve heard and the music we play
耳にしてきた言葉と演奏する音楽もね
Maybe it’s our cheapness
多分、それが僕達の安っぽいところなのかな
Or maybe, maybe it’s the times we’ve had
もしくは、僕達の過ごした時代のせいかもしれない
The lazy days and the crazes and the fads
何気ない日々と熱狂と流行もね
Maybe it’s our sweetness
多分、それが僕達の甘さなのかな
But we’re trash, you and me
でも僕達は人間のクズさ、君も僕もね
We’re the litter on the breeze
僕達は風に飛ばされるゴミさ
We’re the lovers on the streets
僕達は同じ道に立つ恋人同士だよ
Just trash, me and you
ただの人間のクズさ、僕も君もね
It’s in everything we do
それは僕達の行動全てに出ているよ
It’s in everything we do
それは僕達の行動全てに出ているよ
But we’re trash, you and me
でも僕達は人間のクズさ、君も僕もね
We’re the lovers on the streets
僕達は同じ道に立つ恋人同士だよ
We’re the litter on the breeze
僕達は風に飛ばされるゴミさ
Just trash, me and you
ただの人間のクズさ、僕も君もね
It’s in everything we do
それは僕達の行動全てに出ているよ
It’s in everything we do
それは僕達の行動全てに出ているよ
Oh, you and me, yeah
君も僕もね
You and me
君も僕もね
Oh, you and me, yeah
君も僕もね
You and me
君も僕もね
和訳解説~歌詞の深読みとストーリー
ブレット・アンダーソンは、インタビューでこの曲について下記のように語っています。
「実はスウェードというバンドについて書いたんだ。バンドを称える曲でもあるけど、ひいてはファンを称える曲でもある。そして、この曲は僕たちバンドについて書いた曲でもあり、僕たちの大切にしている価値観について書いた曲なんだ。ラブソングのように聞こえるけど、実際はバンドのアイデンティティと、バンドが何を目指しているかということを歌っているんだ。」
なるほどー、ですよね。このインタビューを読んだ後に、もう一度歌詞に目を通してみたら、抽象的な表現だと思っていた箇所に、確固たる主張がある事を理解出来るようになります。
※このサイトでは、脈絡を持った和訳となるように、歌詞の裏にある意図を深読みし、ストーリーを構築させる事も目的としています。
まずは、ストーリー構築のポイントとなった、英語詞と日本語訳を解説していきます。
前述のインタビューにある「バンドの事や価値観」の定義と捉え、「きっと我々の見た目や価値観は、世間には奇妙に映るんだろう」という事を表現していると解釈しました。
・Or maybe, maybe it’s our nowhere towns~Maybe it’s our looseness→「あるいは、それは私たちのどこにもない街かもしれない 何もない場所と私たちのセロハンの音 もしかしたら、それは私たちのゆるさかもしれない」と直訳されます。
こちらは、「バンドのアイデンティティと、バンドが何を目指しているかということを歌っている」という発言を歌詞にしていると捉え、「どこにもない街=どこにも属さない世界=唯一無二のスウェードの事」と解釈しました。
「セロハンの音」に関しては解釈が非常に難しく、「セロハンをめくる音しかしないような何もない場所」や「薄っぺらいバンドの音」との見解が多いように思われます。ここでは、セロハンの見た目から「薄くて見透かされる音」と捉え、「(例えばデヴィッド・ボウイとか)誰に影響されたのか分かりやすい音」と解釈しました。
・But we’re trash, you and me~It’s in everything we do→「だが、私たちはゴミだ、私と君は 私たちはそよ風に舞うゴミだ 私たちは路上の恋人たち ただのゴミだ、君と私は 私たちのすることすべてにある 私たちのすることすべてにある」と直訳されます。
こちらはインタビュー中の「バンドを称える曲でもあるけど、ひいてはファンを称える曲でもある」という部分を表現していると捉えました。
「僕らは周りからは取るに足らないゴミのような存在だけど、そんな僕らが進む道に賛同してくれる、愛すべきファンがいるんだ」という事を表現していると解釈しました。
ブレットはこの曲を自らの「生涯のサウンドトラック」と呼び、「日常のロマンを信じる」という想いが込められているとも語っています。
歌詞から感じるのは「自分らしさ」「流されない意志」「何を言われても気にしないマインド」などなど、ブレットのブレないメンタルですよね。
もっと言えば、これはブレットの「私はブレません宣言」と(笑)、捉えてもいいのではないでしょうか。
日本語詞を考え、歌ってみました
acocatriがいるアマチュアバンドマン界隈では、洋楽に自身で書いた日本語詞を乗せて、レパートリーとして歌っているミュージシャンが結構います。
そんな訳で今回、前項の和訳やストーリーを基に、自分の解釈で「trash」のメロディに乗る日本語詞を考えて、それを歌ってみました。
もし、この日本語詞を自分もライブで歌いたい!なんて方がいらっしゃったら、是非ご活用頂きたいです!
否定している世界が存在したって
光栄な事さ
そう僕の住む世界の症状で
何も隠せないように出来ているから
気にしないんだろう
周りからは、僕らは
「不要」に属した
似たもの同士過ぎ
そう高く評価して
貰えているようだ
光栄な事さ
もし僕の音楽や言動が
安っぽくて耳障りだったって
当然の事さ
そう僕らがいるこの時代で
僕は化石か未来のどっちだとしても
気に入ってるんだ
周りからは、僕らは
「不要」に属した
似たもの同士過ぎ
そう高く評価して
貰えているようだ
光栄な事さ
周りからは、僕らは
「不要」に属した
似たもの同士過ぎ
そう高く評価して
貰えているようだ
光栄な事さ
僕らは
同じ
僕らは
同じ
まとめ
いかがだったでしょうか?イマイチ内容が理解出来ない洋楽の歌詞も、意味の繋がる解釈を取り入れストーリーを構築する事で、脈絡のある和訳が成立する事を、ご実感頂けたのではないでしょうか。
ストーリーを踏まえて書いた日本語詞も、和訳と読み比べてみると面白いですよ。是非やってみて下さい!
acocatri(アコカトリ)の音源があります。
歌詞に関して、このような解釈をする人間が、自分の音楽の中でどんな歌詞を書いているのか、是非、聴いてみて下さい!
音楽配信サービスのサイトはこちら
2ndミニアルバム「真鼓動」
https://linkco.re/SSGAf99a
1stミニアルバム「世界」
https://linkco.re/TRfAUYQ0
YouTubeでも視聴出来ます
「真鼓動」
「世界」