【歌詞と和訳と日本語詞】WATERFALL/THE STONE ROSES

ザ・ストーン・ローゼズ(The Stone Roses) ウォーターフォール(Waterfall)

イギリス/マンチェスター出身のロックバンド:ザ・ストーン・ローゼズの、彼らを伝説に押し上げたファーストアルバム「The Stone Roses」(1989)に収録。

印象的なギターのアルペジオと、イアンとレニのハーモニーがどこまでも美しい、ローゼズ代表曲のひとつです。

それでは早速、独自に深読み・構築したストーリーを基にした、和訳と日本語詞をご紹介します!

歌詞と和訳

歌詞の解釈に関しては次項で行いますので、まずは歌詞と和訳をご覧ください。

Chimes sing Sunday morn
鐘が日曜日の朝だと歌う
Today’s the day she’s sworn
いよいよ彼女の誓いの日だ
To steal what she never could own
ずっと手にしたかったものを奪うため
And race from this hole she calls home
だからどん底のこのホームタウンからすぐに飛び出した

Now you’re at the wheel
さぁ、これからは君の思いのまま
Tell me how,how does it feel?
どんな気分かな?
So good to have equalized
彼らと肩を並べられるんだ、ホント良かったね
To lift up the lids of your eyes
その志が君を目覚めたさせたんだよ

As the miles they disappear
どん底の過去はもう遠ざかり
See land begin to clear
希望の地平線が目に映る
Free from the filth and the scum
汚いものやクズの集まりからはもう自由だ
This American satellite’s won
このアメリカの船に乗っていれば勝ったも同然さ

She’ll carry on through it all
きっと彼女は夢を手に入れるだろう
She’s a waterfall
彼女に歓喜の涙が押し寄せる
She’ll carry on through it all
きっと彼女は夢を手に入れるだろう
She’s a waterfall
彼女に歓喜の涙が押し寄せる

See the steeple pine
見てみなよ、あの先の尖った高層ビルを
The hills as old as time
こっちには歴史あるあのヒルズが見える
Soon to be put to the test
そろそろテストが始まるみたいだ
To be whipped by the winds of the west
西からの風が強くなってきたから

Stands on shifting sands
砂漠のような世界の中で
The scales held in her hands
奪いたかったものは手に出来なかった
The wind it just whips her and wails
砂漠の風は彼女を鞭打ち、それで彼女は泣き叫んだ
And fills up her brigantine sails
そのまま風は彼女のブリガンティンの帆を満たし
船は東へ戻されてしまった

She’ll carry on through it all
彼女はすべてに泣きわめくだろう
She’s a waterfall
彼女に涙が押し寄せる
She’ll carry on through it all
彼女はすべてに泣きわめくだろう
She’s a waterfall
彼女に涙が押し寄せる

和訳解説~歌詞の深読みとストーリー

このウォーターフォールの歌詞は、なかなか抽象的な表現が多い曲ですよね。ただの和訳だと、全くと言っていい程(笑)、ストーリーが見えてこないですよね。「アメリカの衛星」とか「尖塔の松を見よ」とか、何が言いたいのか、頭の中が「?」でいっぱいになりました(笑)。

ですのでこのサイトでは、脈絡を持った和訳となるように、歌詞の裏にある意図を深読みし、ストーリーを構築させる事も目的としています。

まずは、ストーリー構築のポイントとなった、英語詞と日本語訳を解説していきます。

this hole she calls home→直訳ですと「彼女が家と呼ぶこの穴」ですが、this holeをどん底・she calls homeは家ではなくホームタウン(地元)と解釈し、「どん底のこのホームタウン」としました。この地元とはマンチェスターの事なのかな?とも考えられます。

To lift up the lids of your eyes→「まぶたを上げる」という事ですが、目覚めると解釈し、地元を飛び出して夢に向かう事に目覚めた、というストーリーにしました。

This American satellite’s won→ここが一番の「?」ポイントでした(笑)。「このアメリカの衛星は勝利した」と直訳出来ますが、前後の脈絡から、衛星=帆船と解釈し、「アメリカ行きの船に乗れたヤツが勝ち組になれるんだ」という思いが込められている、としました。

She’s a waterfall→すいません、ここも「This American satellite’s won」に負けず劣らずの「?」ポイントでした(笑)。彼女は滝ってどゆこと???ですよね(笑)。waterfallには、滝のように押し寄せるという意味もありますので、感情が押し寄せ、涙が押し寄せる、と解釈しました。

See the steeple pine→「尖塔の松を見よ」と直訳出来ますが、エンパイアステートビルのような、先の尖った巨大なビルを比喩したものと解釈しました。

The hills as old as time→直訳すると「古の丘」「歴史ある丘」というニュアンスですが、ここではThe hillsを「ビバリーヒルズの略語」と解釈しました。

The scales held in her hands→冒頭のThe scalesをどう捉えるか、によりますが(天秤だったり長さを測るスケールだったり)、ここでは「鱗(うろこ)」と解釈し、歌詞3行目にある「手にしたかったもの(=夢)は手に出来ず、港に落ちていた鱗しか手に出来なかった」という、何とも悲しい解釈にしました。

おそらく察しのいい方は、ここまで書いたらストーリーが読めたのではないでしょうか。そうです、acocatriは、このウォーターフォールのストーリーを、

イギリスの労働者階級出身の女性が、夢を掴みにアメリカへ渡ったけれど、夢破れて泣き崩れてしまっている様子を描写したもの

と結論づけました。これらの深読みポイントを踏まえた上で、もう一度和訳を読んで頂けますと、主人公の女性の悲しい心情に、感情移入してしまいますよね…。

日本語詞を考え、歌ってみました

acocatriがいるアマチュアバンドマン界隈では、洋楽に自身で書いた日本語詞を乗せて、レパートリーとして歌っているミュージシャンが結構います。

そんな訳で今回、前項の和訳やストーリーを基に、自分の解釈で「Waterfall」のメロディに乗る日本語詞を考えて、それを歌ってみました。

もし、この日本語詞を自分もライブで歌いたい!なんて方がいらっしゃったら、是非ご活用頂きたいです!

チャイムが告げる
誓いの朝だと
手にしたいもののため
希望の船出をしよう

さぁ、向かおうぜ
平等な夢の世界
想像しただけで
気分は高まってく

過去はもう遠ざかって
地平線には未来
眩しいものだけに
我が意思を捧げよう

押し寄せる涙は
その希望へ
押し寄せる涙は
その希望へ

見えてきた
希望の風景が
唯一の気がかりは
西からの向かい風だ

この場所で
歪んだ腕時計
風の音は悲鳴で
それが体を満たした

押し寄せる涙は
その失望へ
押し寄せる涙は
その失望へ

まとめ

いかがだったでしょうか?イマイチ内容が理解出来ない洋楽の歌詞も、意味の繋がる解釈を取り入れストーリーを構築する事で、脈絡のある和訳が成立する事を、ご実感頂けたのではないでしょうか。

ストーリーを踏まえて書いた日本語詞も、和訳と読み比べてみると面白いですよ。是非やってみて下さい!

acocatri(アコカトリ)の音源があります。
歌詞に関して、このような解釈をする人間が、自分の音楽の中でどんな歌詞を書いているのか、是非、聴いてみて下さい!

音楽配信サービスのサイトはこちら

2ndミニアルバム「真鼓動」
https://linkco.re/SSGAf99a

1stミニアルバム「世界」
https://linkco.re/TRfAUYQ0

YouTubeでも視聴出来ます

「真鼓動」

「世界」

 

 

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